Photos by Yohei Kamiyama Big Red Support 試合後、真っ赤に染まった左翼席から三塁側方向へと視線を移した鯉のドラ1ルーキーは目を丸くした。「ここ、東京ですよね?」
4月24日の
ヤクルト戦、今季4試合目の先発マウンドに上がった
大瀬良大地。変化球の制球が定まらず初回に先制点を許すなど、本調子ではなかった右腕の背中を神宮球場へ詰め掛けた鯉党の声援が後押しした。「どんなに打たれてもホームへかえさなければいい、と。ファンの方々の応援が力になりました」
プロ入り最長となる8回を投げ、8安打2失点6奪三振無四球。同期入団の
田中広輔の逆転3ランなど、打線も右腕を援護してプロ2勝目を手にした(9対2)。
今季初となる同一カード3連勝、12球団トップとなる球団16年ぶりの貯金10に到達した勝利に、
野村謙二郎監督も「いい試合ができている」とほほを緩ませる。
8回終了時、大瀬良は「中継ぎ陣を休ませたい」と続投志願も、「気持ちはありがたい」と先を見据えた指揮官に交代を告げられた。シーズンはまだ序盤。赤く、熱い声援の力をあらためて知った新人右腕は、次のマウンドへ向け再び力を蓄える――。

▲おおせら・だいち● 1991 年6 月17 日生まれ。長崎県出身。187��93�圈D杭蠧�大高―九州共立大―広島14年1位。投手。背番号14