新天地へ戦いの場を移す決断をした
大引啓次が1月22日、神宮球場の室内練習場で自主トレを公開した。入念にアップをし、ダッシュやマシン打撃など精力的に汗を流す。自主トレを行っていた新しいチームメートの
田中浩康、
雄平、
西田明央らとも談笑する一幕もあった。
2013年に
オリックス・大引、
木佐貫洋、
赤田将吾と
日本ハム・
糸井嘉男、
八木智哉の大型トレードが敢行され、日本ハムに移籍した。すると翌14年にはキャプテンに任命され、132試合に出場する活躍ぶり。しかしそのオフ、FA権の行使を宣言。ここで手を挙げたのが遊撃手を固定できずに苦しんでいた
ヤクルトだった。
宮本慎也が抜け、守備力だけではなく、リーダーシップの執れる選手が必要だったこともあり、オリックス、日本ハムでキャプテンを務めた大引はヤクルトが求めている選手像にピタリとはまった。

▲1月22日に自主トレを公開した大引。「早く打ち解けてもらえるよう、自分からも声を掛けていきたい」と話す。写真は左から雄平、大引、西田
入団会見では「大学(法大)時代にお世話になり、夢だった球場。大学時代に優勝を経験したので、今度はプロの舞台の神宮で、監督を胴上げしたい」と思い入れのある地で頂点を狙う。
母校・法大の後輩で守備位置がかぶる
西浦直亨について「(春季キャンプの)一軍で一緒なのでいろいろ話したい。後輩なのでもちろん頑張ってほしいけど、切磋琢磨してやっていければ」。そのほかにも遊撃手には同級生の
森岡良介、
今浪隆博、3年目の
谷内亮太、FAで
巨人へ移籍した相川の人的補償で加入した2年目の
奥村展征らがいるが、
「同じレベルであれば若い選手が使われますから」と危機感を持ってさらなる向上を目指す。

▲リーグも変わり新たな気持ちでスタートを切る。「全試合出場」のためにはさらなる打撃力アップも必要となる
今季、ヤクルトはキャプテンを置かない。その若い内野陣をまとめるリーダー的存在へ。そして最下位に低迷するチームをVへとけん引する覚悟だ。
「オープン戦から勝利にこだわっていく」と誓う背番号2は「全試合に出場すること」を目標に掲げ、自らが決めた道のスタートラインに立った。