ここでは注目のドラフト1位選手をクローズアップする。本誌が楽天・オコエ瑠偉ら新人選手が臨んだ体力測定の模様をリポート。黄金ルーキーの真の“すごさ”に迫った。 攻守走でスケール感を漂わせる俊才
期待を裏切らない、上々のスタートとなった。新人合同自主トレ開始を翌日に控えた1月10日、宮城県柴田郡にある仙台大で行われた楽天恒例の新人選手体力測定。楽天ドラフト1位・オコエ瑠偉は、全身持久力を表す「最大酸素摂取量」で、過去5年の楽天の新人選手平均値を上回る数値(非公表)をマークした。
最大酸素摂取量は、特殊なマスクを着用しスピードや傾斜が変化するランニングマシーンで限界まで走り、数値を測定する。楽天の秋田佳紀コンディショニングコーチは「持久力は過去の平均は超えている。体の大きさを考えたら、十分な持久力だと思います」と説明した。体が大きくなれば、持久力は落ちていくのが一般的。183センチ86キロの堂々とした体を考慮すれば、十分な持久力を備えているということだ。

特殊な器具を装着しての最大酸素摂取量(VO2MAX)計測。その表情から苛酷さが伝わってくる[写真=矢野寿明]
一方で、太ももの筋力測定では問題点も見つかった・・・
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