今回はパのホームラン王編。ポストシーズンでも活躍し、3本塁打を放った日本シリーズでMVPとなったレアードが戴冠だ。 
優勝決定試合。唯一の得点となるソロ本塁打を放ったのもレアードだった
寿司パフォーマンスでも人気の陽気な助っ人大砲だ。1年目の昨年は、前半戦大不振も7月以降ホームランを量産。打率.231ながら34本塁打、97打点で今季の契約を勝ち取った。
結果的には、この1年目で
日本ハム・
栗山英樹監督はレアードの性格を“つかんだ”。日本シリーズの活躍を例に挙げるまでもなく、決してチャンスに弱いタイプではないのだが、やや入れ込み過ぎで空回りすることもあるレアードを、できるだけ重圧のかからぬ打順で起用したのが、ズバリはまった。いくら打っても、四番の
中田翔が不振で苦しんでも、打順は六、七番。五番の起用もほとんどなかった。
実際、数字も顕著だ。四番以上の起用はなく、五番起用は10試合ながら打率.122のホームラン0。一方、六番なら打率.261の21本塁打、七番は打率.293の17本塁打。八番は試合数が少なく1本塁打ながら、打率.375となっている。
つまりホームランは、すべて打順六番以下。これは史上初の超レアケースだ。これはレアードというより・・・
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