大学卒業後にアメリカでスポーツ医学を学び、世界各地でトレーニングを指導してきた住田ワタリ氏。今冬にはメキシコで開催されているウインター・リーグに帯同。プロスペクト(将来有望者)たちが腕を磨く現地の野球に触れた。計4回の短期連載の第2回は、選手を取り巻くGM、スタッフ、オーナーの役割を探る。 文・写真=住田ワタリ、構成=吉見淳司 
新体制を築いたヤキスのべレスGM[左]、オヘダ新監督[中]、ロドリゲスオーナー[右]
机に置かれたスマートフォンが震えた。ヤキスのGM、マニュエル・ベレスは素早く耳に当てて神妙な顔つきで話し込み、ため息とともに指で画面を弾いた。「長打力のあるハポネス(日本人)はいないか?」。ベレスは首を左右に振りながら手帳に書かれた外国人選手の名をペンで消した・・・
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