春季キャンプが近づき、さらに、今年は開幕前にWBCも控えている。選手たちの自主トレも、例年以上に熱気を帯びてきた。各地から直送REPORTをお届けする。 ソフトバンク・柳田悠岐(米国グアム発) “ゆで卵地獄”を乗り切る!

同僚・松田宣浩[左端]らと上半身裸でダッシュする柳田
2年連続のトリプルスリーを狙いながらも、右手薬指骨折による離脱もあって不本意な成績に終わった16年の
柳田悠岐。来たる17シーズンに向け、オフに入って金髪にしていた髪型を一気に6ミリの丸刈りにし、グアムで自主トレをスタートさせた。掲げたテーマは「限界突破」。まず、食事制限がスゴい。炭水化物をできるだけ取らず、朝は白身だけのゆで卵を8個と野菜、くだもの、昼は鶏胸肉のシーザーサラダ、夜がまた鶏肉、マグロ、イカ、サーモンなど。
「最初はおいしかったけど、最後のほうは、ゆで卵を見たくなかった」と苦笑しつつも、「体調はいい」と手応えを感じていた。さらに「もうケガはしたくない」と、これまでほぼしてなかったという上半身の筋トレにも取り組み、キャッチボールも本格的に再開。
1月14日には帰国し、今は母校・
広島経大で汗を流している。

グアムではソフトバンク・中田賢一も自主トレ。17年の目標として、あと12勝で届く通算100勝を挙げた
ヤクルト・山田哲人(愛媛県松山市発) WBCに向け早めの仕上げに

リラックスした表情を浮かべていた山田/写真=毛受亮介
3年連続トリプルスリーへ向け、
ヤクルトの
山田哲人が第一歩を踏み出した。チームメートの
川端慎吾、
中村悠平、
巨人・
寺内崇幸、
阪神・
北條史也らと愛媛・坊っちゃんスタジアムで合同自主トレを実施。「WBCもあるので、仕上げるのも早くしようと思っています」と話すとおり、キャッチボールではWBC公式球を使用し、その感触を確かめた。
インターバル走、マシン打撃など約6時間、選手たちはみっちりと汗を流したが、その中で山田が特に力を入れているのがウエート・トレで、多いときは週5回に及ぶという。昨季、終盤に疲れが出た反省から、フィジカル強化を重視している。練習後、選手たちは権現温泉に浸かり、疲れを癒やした。
2度目の合同自主トレ参加となった北條は「昨年はお客さん状態だったけど、今年は一員になれた気がする」と充実した表情で語る。今や球界のトップを走る山田の存在は、ほかの選手たちにも大きな刺激となっているようだ。

すっかりヤクルト自主トレの定番となった。温泉でのサービス(?)ショット/写真=毛受亮介
DeNA・石田健大、山崎康晃、三嶋一輝、熊原健人(神奈川県厚木市発) “番長魂”継承の山登りトレ

頂で記念写真。左から三浦氏、山崎、石田、三嶋、熊原/写真=大賀章好
1月13日、
DeNAの
石田健大、
山崎康晃、
三嶋一輝、
熊原健人の4投手が神奈川県厚木市内で自主トレを公開・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン