激闘の末に37年ぶりの連覇を果たしてから3日後、V戦士たちが本拠地へと帰ってきた。王者の特権であるセレモニーでつかの間の休息を味わった選手たちは、待ち受けるポストシーズンに早くも思いを馳せている。 写真=湯浅芳昭、太田裕史 
トロフィーを掲げる緒方監督。厳しい闘将の顔もこの瞬間は和らいだ
鈴木、赤松も参加し笑顔で声援に応える
広島の地に再び王者の証しが戻ってきた。9月21日、広島カープが37年ぶりの連覇を決めてから初となるホームゲームで優勝セレモニーを開催。ファンと喜びを分かち合った。
数日前には悔しさを味わった。マジック1で迎え、勝てば26年ぶりの地元優勝となる9月16日の
ヤクルト戦[マツダ広島]に4対5で敗戦。翌日の同カードは台風の影響で中止となり集ったファンの期待に応えることはできなかった。
しかし9月18日の
阪神戦[甲子園]に3対2で勝利し、見事に連覇を達成。凱旋した王者たちを、真っ赤に染まったスタンドは暖かく出迎えた。
当日は試合終了後にセレモニーを実施。熊崎勝彦コミッショナーから優勝ペナントとトロフィーを授与された
緒方孝市監督はそれらを掲げて万感の面持ちに。
小窪哲也選手会長や
田中広輔、
菊池涼介、
丸佳浩ら中心選手とともに先頭でペナントを手にし、場内一周でファンの歓声に応えた。
セレモニーには胃がんからの復帰を目指す
赤松真人や、右足首負傷で戦線を離れている
鈴木誠也も・・・
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