2018シーズン、いま旬な男を取り上げる新連載インタビューがスタート。記念すべき第1回は27年ぶりの開幕8連勝と好スタートを切った西武の勝ちパターンを担うリリーバーだ。平井克典、26歳。スリークオーターに近いサイドから、力強いボールを投じる。チームが10年ぶりの優勝を成し遂げるために、絶対に力を発揮してくれなければ困る右腕だ。 取材・構成=小林光男、写真=高塩隆、馬場高志 進化 ストレートの質が向上
昨年、勝利の方程式を担った牧田和久、B.シュリッターがチームを去った。2位躍進の原動力となったリリーフ陣にぽっかり穴が開いたが、思ったほど大きく感じない。それは、平井克典がいるからだ。 今年、2年目を迎えたサイドスロー右腕。ホンダ鈴鹿からドラフト5位で入団した昨年は5月末に一軍デビューすると42試合に登板し、2勝4ホールド、防御率2.40をマーク。シーズン終盤には勝敗を左右する重要な局面での登板も増えた。 2年目を迎える今年、勝利の方程式入りを誓うと、キャンプ、オープン戦も順調に過ごし、それを見事に遂げた。首脳陣は勝ち試合の7、8回を任せる存在として信頼。開幕から4連投も果たした。背番号25の存在感は日に日に大きくなっている。 自主トレから具体的な目標を持って練習してきました。課題克服に取り組んで、今年はそれが少しずつ形となって表れていると思います。ケガもないので、本当に充実した毎日を送れていますね。
初めてプロの打者を相手に戦った昨年、シーズンを通して劣勢に立つと・・・
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