
3回一死一塁で阿部慎之助に四球を与え、右足を気にする松坂大輔。この後、ベンチに下がり、交代となった/写真=榎本郁也
気になる今後は?
歓声は大きなため息へと変わった。5月13日の
巨人戦(東京ドーム)は、松坂大輔が4241日ぶりに日本での勝利を収めた4月30日(対
DeNA、ナゴヤドーム)以来、中12日のマウンド。これまでの登板は本拠地・ナゴヤドームに限られていたが、4試合目にしてついに“限定解除”。12年ぶりの東京ドームでの巨人戦ということもあり、日曜日のナイトゲームには“平成の怪物”を一目見ようと4万3430人もの観客が集まっていた。しかし……。
中日2点ビハインドで迎えた3回裏のことだ。序盤から時折、両足をストレッチするような仕草を見せていたのだが、この回、四番の阿部慎之助に明らかなボール球を連発して四球を与え、一死一、二塁としたところで治療を要求。トレーナーに付き添われベンチ裏へと姿を消したが、結局「右足ふくらはぎの強い張り」のため、マウンドに戻ることは叶わなかった。2回1/3を2失点した状況で降板も、スクランブル登板となった2番手・
笠原祥太郎もこのピンチを切り抜けることができず、松坂は4失点で今季3敗目を喫してしまった。
「何とか投げたかったですが、笠原たちに迷惑をかけてしまいました」
張りはこの日のブルペンからあったようで、勝利を挙げた13日前の投球とは明らかに異なっていた。初回には二番の
吉川尚輝にプロ初アーチを献上、最速は140キロにとどまるなど球威も欠いていた。
心配される右足の状態だが、この日の時点では肉離れの疑いはなく、松坂も「長引くようなものではないです。(1週間後の登板も)僕は大丈夫だと思っています」と軽傷を強調、病院で検査を行う予定もないという。
森繁和監督も「足がつっただけで病院にはいかないだろ? もともと中4日、中5日でとは考えていない。今日の球数も少なかったし(41球)、明日の様子を見てからだけど、大きな心配はしていない」とこちらも楽観的だ。
次回は今季初めて中6日での登板が予定されているが、果たしてどんな投球になるのか。