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2018交流戦 12球団の焦点

巨人・先発投手陣の再編で浮上なるか?/12球団の焦点

 

交流戦真っ只中。アマ時代のライバル、移籍選手と古巣の戦いなど、多くの好勝負が生まれている。ここでは、12球団別に交流戦、さらにその先を戦い抜くための、ポイントを検証する。
※成績は6月3日現在

6月3日のオリックス戦で2度目の先発マウンドに上がった内海哲也だったが、6回途中、左太もも裏をつり緊急降板。大事には至らなそう


指揮官も我慢の限界。先発2人を一気替え


 投打の歯車が思うように噛み合わない。近年はチーム低迷の大きな要因の1つで、奮闘してきた投手陣の足を引っ張り続けた打線が、交流戦2カードを終了した時点でもセ・リーグトップのチーム打率.270。序盤戦の勢いこそ失われつつあるものの、数字上は依然として好調をキープしている。その一方で、昨季は菅野智之、M.マイコラス(現カージナルス)、田口麗斗の3本柱で44勝17敗と貯金を27個作り、12球団NO.1の防御率を誇った先発陣がマイコラス離脱の穴を埋め切れず、期待された成績を残せていない。エースの菅野がただ1人、3個の貯金を作って貫録を見せているが、2年連続2ケタ勝利左腕の田口が借金1。開幕ローテーションに入ったその他の投手はそろって五分の星で、下表の防御率が不安定さを物語っている。


 ちなみに、昨季は先発陣の防御率が12球団NO.1だったとはいえ、3本柱が好成績を収めたおかげで、3人以外の先発陣の成績は15勝29敗で防御率4.98。今季に向けてはマイコラスの穴埋め、菅野、田口以外の計算の立つ先発投手の擁立が求められていたが、4勝4敗ながら9試合でQSを6つ記録し、防御率も3.34の山口俊が該当するだけで、現状は苦しい。

 西武からFA移籍の野上亮磨、昨季日本ハムからトレード加入も1勝にとどまった吉川光夫を開幕から先発ローテーションに組み込み5月末まで起用を続けたが、野上は同20日、27日に5回5失点、5回4失点と試合を作れず。吉川光に至っては同23日に3回8失点、同30日に4回途中5失点の連続KO。いくら打線が好調でも防御率5点台の投手を援護するのは難しく、また、序盤の大量失点を繰り返す2投手に高橋由伸監督も我慢の限界。31日までに両投手を二軍に降格させ、これまで固定されていなかった6番手に新人の鍬原拓也を、野上の代わりに内海哲也を昇格させ、開幕から不動だった先発ローテーションの再編に踏み切った。

5月13日のデビューマウンドでは5回3失点とまずまずの投球を見せた新人の鍬原拓也


 31日の日本ハム戦(東京ドーム)がプロデビューとなった鍬原は5回3失点でまずまず。6番手として1週間後にもう1度登板のチャンスが与えられるだろう。一方の内海は谷間の先発ですでに1勝を挙げており、6月3日のオリックス戦(京セラドーム)が2試合目のマウンド。6回途中まで5安打1失点の好投も、足をつり、緊急降板。幸いにも大事に至らず。2戦連続でゲームを作っており、頼もしいベテランが復活したと言える。なお、吉川光の代役には二軍でローテーションを守る今村信貴の昇格が濃厚(※その後、6月6日に初先発)。再編直後で真価が問われるのはこれからだが、再編以前より期待感はある。

Key Player 岡本和真 第89代四番打者デビュー


岡本和真・内野手・21歳


 6月2日のオリックス戦(京セラドーム)、第89代四番に座った岡本和真が2回に回ってきた1打席目で左翼5階席に叩き込む2ケタ10号アーチ(自身初)で起用に一発回答した。高卒4年目以内での四番は、松井秀喜以来23年ぶり。球場入り後にベンチ裏の先発オーダーの掲示を見て四番起用に気付いたという若き主砲だったが「もともと打順とかはあまり気にしないタイプなので」と意に介さず。この日は8回にも適時打を放ち、2安打2打点と堂々のデビューとなった。投打の歯車がかみ合わず、交流戦は2カード連続負け越しスタートとなった苦しい展開には四番の働きが不可欠だろう。
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