各12球団がまず決めるのは言うまでもなく「ドラフト1位」である。しかし、そこには「戦略」が存在する。競合覚悟で指名に踏み切るのか?それとも抽選外れのリスクを回避するため、単独指名を狙っていくのか?当日まで何が起こるか分からない、腹の探り合いが続いていく。2018年のドラフト1位選手を予想する。 
大阪桐蔭高・根尾[左]と藤原[右]は甲子園でも実績豊富であり、1位指名が有力。金足農高・吉田[中央]も1位競合候補に名が挙がっている
毎年出てくるタイプではない野手の根尾、藤原、小園
今夏の甲子園での活躍により「BIG4」が形成された。大阪桐蔭高・
根尾昂、大阪桐蔭高・
藤原恭大、報徳学園高・
小園海斗の野手3人については、あるスカウト首脳は「毎年、出てくるタイプではない」と、希少価値の存在であると力説する。
各球団とも5年先、10年先のメンバー編成を考えていく上で、チームの核となる選手が必要となってくる。つまり、常にグラウンドに立ち続ける「中心的な野手」を補強しなければならない。どうしても獲得しなければならない分野であり、3選手とも第1回入札で競合することも考えられるため、目が離せない。
根尾は最速150キロの投手、俊敏な遊撃手、守備範囲の広い強肩外野手としての可能性を秘め、また・・・
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