“平成の怪物”こと松坂大輔(中日)の同学年を「松坂世代」と呼ぶが、松坂をライバルとして多くの同世代戦士たちがプロ野球でも活躍した。しかし時代は流れ、一人、また一人と現役を引退している。今季もプロ野球の主役だった3人の「松坂世代」が、その野球人生に幕を下ろす決心をした。 文=伊藤玄門(デイリースポーツ紙) 写真=松田杏子、BBM 
引退セレモニー後に栃木ナインに胴上げされる村田修一は、笑顔を見せた
“男・村田”が惜しまれユニフォームを脱いだ。引退試合となった9月9日の群馬戦(小山)。試合後のセレモニーで「今日をもって私は現役を……」と声を詰まらせ、スタンドから「言わないで」「まだできるよ」と悲痛な声が飛ぶ中、「引退します」と16年のプロ生活に別れを告げた。
昨オフに
巨人を自由契約になり、“イバラ”の道に足を踏み入れた。本塁打王2度の大砲は、通算2000安打まで135本に迫っていた。NPBで獲得球団はなく、今年3月に栃木に入団。「野球がしたいという気持ちが一番上に立った」。発展途上の若手たちと一緒に汗を流してでも、グラウンドに立ち続ける決意だった・・・
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