野球界で当たり前のように使われている言葉やプレー。「結局、それってどういうこと?」と聞かれると、意外にうまく説明できない事象を、データや数字を使って解析していく。第32回のテーマは「2018年のヤンキース・田中将大のピッチング」だ。 
ボール変化量と投球割合。田中はボールの変化量と投球割合を調整することで成績を改善した/写真=Getty Images
劇的な戦略の変更でバットにボールを当てさせない
今回はヤンキースで5年連続2ケタ勝利をマークした田中将大投手の2018年の投球データをひも解いていきます。2017年と比較すると田中投手の投球内容は大きく変化しました。特徴的なのがスプリットのシュート方向の変化量と、全体の投球割合です。
17年はスプリットのシュート方向の変化量は32センチでしたが今年は・・・
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