今週もその去就に大きな注目が集まっていた3選手の移籍先が決定した。さまざまな思いを胸に新天地を求めた男たちの決断の背景に迫った。 FA表明からずっとラブ
コールを送り続けてきた。今季17年ぶりの最下位に終わった阪神。その要因の一つに先発陣の不調があった。エース・
メッセンジャーは11勝はしたが後半戦勝てず、そのほかの若い投手陣も2ケタ勝利投手は現れず。来季、
矢野燿大新監督の下で先発を立て直すにはシーズン通して試合を作れる「イニングイーター」が必要だった。
オリックス、
西勇輝がFA宣言すればぜひ欲しい存在であったのだ。
すぐにアタックを掛けたが、
ソフトバンク、
DeNA、そしてオリックスの4球団で争奪戦となった。西側は熟考を重ね、それぞれ2度以上の交渉を行った。途中、関西スポーツ紙が「阪神決定!」の記事を出したが、西本人がブログですぐに否定するなど、周囲が騒がしくなっていた。
12月7日、阪神は西と3度目の交渉に矢野監督が出席。「一緒にファンを喜ばせたい」の熱い言葉に西の心が動き、正式に阪神入りが決まった。
PROFILE にし・ゆうき●1990年11月10日生まれ。三重県出身。181cm80kg。右投右打。菰野高オリックス09(3)─阪神19〜