
一冬越えた成長が楽しみだ
昨秋、日大三高は屈辱の黒星を喫した。創部10年目の新興校・目白研心高との東京大会1回戦で惜敗(5対7)。「3年連続の春」だけを目指していた同校にとっては、信じ難い展開だ。18年春、夏に続く3季連続での甲子園出場も消滅。夏の甲子園4強へけん引した3年生が引退し、この秋は「10」を背負う
井上広輝には、あまりに早過ぎる“終戦”であった。
目白研心高との東京大会1回戦では同級生の右腕・平野将伍が先発も、試合を作ることができなかった。平野は春のセンバツ、夏の選手権ともベンチ外。秋は背番号9を着け、井上、
廣澤優(同1)とともに「右腕3本柱」の一角として期待が大きかった186センチの大型投手だ。実力は申し分ないとはいえ、経験値は未知数という不安要素が露呈し、1回一死で3失点降板。日大三高は1回裏に追いつくも、救援した2番手・小川敦星は5回に痛恨の3ランを浴びる。
3対6となり3番手・井上が6回途中からリリーフしている。しかし・・・
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