FA選手の移籍が決着を迎え、春季キャンプに向けて各球団の陣容が固まってきた。戦力の整備に成功した球団はどこなのか。チーム方針に沿う補強はできたのか。12球団の移籍&補強動向をチェックしていこう。 ※情報は1月13日時点。「オフの主な移籍動向」の「戦力値」はチームに与える影響度、S〜Dの5段階 補強採点60点 “たら・れば”が多い
適材適所の積極補強と言っていい。ドラフトではブルペンを増強する
東妻勇輔、不足する左腕に
小島和哉&
中村稔弥と大学トップレベルの即戦力を確保。若手が多い捕手陣には正捕手・
田村龍弘のバックアップとして経験豊富な
細川亨を加えている。高卒ドラ1の
藤原恭大も、1年目から外野の定位置争いを活性化させる可能性を秘める。
投手陣では昨季13勝を挙げた
マイク・ボルシンガーと契約を更新。クローザー候補として大型右腕の
ジョシュ・レイビンを加え、リリーフ陣に厚みをもたせている。しかし、最大の懸案である長打力不足にメドが立ったとは言えない。体重133キロのスイッチヒッター、
ケニス・バルガスを獲得したが、近年の外国人大砲候補は“外れ”が続いているだけに安心はできない。バルガスが当たれば、
安田尚憲がブレークすれば、
中村奨吾のパンチ力が上がれば……。さらなる外国人大砲獲得のウワサもあるが(※その後、前
日本ハムの
ブランドン・レアードの獲得を発表)、“たら・れば”が多い状況に変わりはない。
確かに一見、適材適所の積極補強ではあるが、戦力として機能するかはやってみなければ分からない。絶対的な戦力値がアップしたのかは不明瞭で、現状の採点で高い点をつけることはできないだろう。やはり、確実に計算ができる存在だった
丸佳浩の争奪戦に敗れたことが悔やまれる。
オフの主な移籍動向
【IN】 A バルガス(内・ツインズ3A) 自由契約
B レイビン(投・ブレーブス) 自由契約
B 細川亨(捕・
楽天) 自由契約
A 東妻勇輔(投・日体大) ドラフト2位
A レアード(内・日本ハム) 自由契約
【OUT】 -B
根元俊一(内) 引退→内野守備・走塁コーチ