目指す野球は12球団それぞれだ。宮崎、沖縄、アリゾナで汗を流す春季キャンプも、練習メニューを見れば、チームそれぞれの色が表れる。攻守走の何を重視して強化を図るのか――。はたまた実戦重視でチーム力を上げていくのか。キャンプイン初日、2月1日のメニューの一部に焦点を当て、各球団のトレーニング事情を探ってみよう。 
ドラフト3位ルーキーの粟津も自分のペースでブルペン投球を行った/写真=大泉謙也
連覇を狙う
西武だが、投手陣の底上げが大きな課題だ。A班キャンプに
松本航、
粟津凱士、
森脇亮介と3人の大学、社会人出の投手が抜擢されたが、若手の台頭を首脳陣は期待している。ただ、怖いのはケガ、だ。特に新人は周囲にアピールするために無理をしがちになってしまう。そこで、一計を案じたのが8年ぶりに現場復帰した
小野和義投手コーチだ。
「余計な雑音を入れさせないで、自分のピッチングに集中させたいと思っています」
通常ブルペンへは・・・
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