目指す野球は12球団それぞれだ。宮崎、沖縄、アリゾナで汗を流す春季キャンプも、練習メニューを見れば、チームそれぞれの色が表れる。攻守走の何を重視して強化を図るのか――。はたまた実戦重視でチーム力を上げていくのか。キャンプイン初日、2月1日のメニューの一部に焦点を当て、各球団のトレーニング事情を探ってみよう。 
キャンプ初日に12球団最速で行われた紅白戦。エース涌井もさっそく実戦登板を果たした/写真=高塩隆
井口資仁監督が打ち出した“実戦主義”の象徴が春季キャンプ初日に行われた紅白戦だ。午前中のトレーニングを終えると、ランチを挟んで午後12時30分から試合開始。投手陣は
涌井秀章、
石川歩の両先発を筆頭に1人1イニングを投げ、計18人が登板した。
5年連続の開幕投手を狙う涌井は、背番号16から18に変更してから初となる実戦で、内野安打こそ許したものの17球で無失点に抑え、「まず投げられたことがよかった。あとは・・・
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