巨人・松原聖弥(関連記事→「巨人・松原聖弥インタビュー ニッポンのいだてん」)に続くのは、昨季デビュー3連勝を飾り一軍に定着したDeNAのプロスペクトだ。まだ課題を残す右腕ではあるが、その課題すら伸びシロに変貌させる、磨かれる前の原石ととらえることもできる。一軍キャンプで汗を流す20歳は、練習後に取材に応じてくれた。 取材・構成=滝川和臣、写真=大賀章好 
ムダのないフォームからキレのあるボールを投げ込む。制球力が生命線
昨季の収穫と反省
2018年、DeNAの投手陣はケガ人が相次ぎ、シーズン開幕を前に先発のコマ不足に陥った。そうしたチームの危機に白羽の矢が立ったのが2年目の京山将弥だった。シーズン開幕3戦目となるヤクルト戦(4月1日、横浜)で初登板&初先発すると5回1失点の好投で初白星をつかんだ。その後デビュー3連勝。与えられたチャンスをモノにした若者は先発ローテに組み込まれていった。しかしながら、華々しいデビューから一転してシーズン中盤以降は勝ち星から遠ざかる。インタビューでは、まず明暗がはっきりと表れた昨年を振り返ってもらった。 ――キャンプは第1クールが終了しました。ここまで調整は順調ですか。
京山 そうですね。ケガもなく順調にきています。フリー打撃にも登板しましたが、思っていたほど自分の投球ができず、その点はまだまだだなと。
――現在、何に重点を置いて取り組んでいますか。
京山 フィジカルとスタミナの強化です。簡単に言えば、体を強くしてケガをしないように、長いイニングを投げられるようにすることです。技術的には昨シーズンは失投が多かったので、コントロールをさらに磨いていきたいと思っています。
――昨季はデビューから3連勝。勝ちに結びついた要因は。
京山 まずは一昨年のオフに台湾のウインター・リーグに参加する機会があって、いろんな投手と交流したり、貴重な経験ができました。それが昨年の結果につながったとは思います。でも3連勝はしましたが・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン