ここまでは主にプロ野球の球場をたどってきたが、今度はアマチュア球界の戦地をクローズアップしよう。名門高校のグラウンドを、OB選手の思い出とともに紹介する。 
グラウンドは市街地の中にある。写真は校舎屋上から撮影。2017年には全面人工芝となった
市街地の専用球場
1943年の創立当時、学校は杉並区。46年に板橋区加賀に移転したが、校庭は約90メートル四方で、そこを野球部とサッカー部で共有しながら、ともに全国を目指していた。
校舎が現在の同区稲荷台に移転したのは2004年。この移転を機に、サッカー部は足立区やさいたま市のグラウンドへ移り、稲荷台の両翼90.2メートル、中堅113メートルの校庭は、野球部専用となった。
東京の市街地の中、校舎は扇状のグラウンドに沿うように建っている(学校案内板写真参照[下])。外壁には、帝京高の「パワー野球」対策として、ネットが張り巡らされる。
ちなみに、帝京高の野球部員は一部を除いて・・・
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