6月4日に交流戦へ突入。2019年シーズンはホームラン数が増加し、セ・パともにやや打高傾向にある。とはいえ打線の特徴は12球団それぞれ。ここではラインアップをチェックしながら、序盤戦の攻撃陣を診断・分析しつつ、交流戦を含む中盤戦に向けた課題に触れる。
記録は6月2日時点

離脱者も多いが欠点はつながりのなさ

　チーム打率はリーグ3位と、個々のアベレージは非常に高いものがある。しかし得点数、本塁打数はリーグワーストで、出塁率もリーグ5位。攻撃の効率が良いとは言いがたい。

　離脱者が相次いでいることも大きい。平田良介がふくらはぎの肉離れで戦線離脱。福田永将も右手首の三角線維軟骨複合体損傷で離脱と、アベレージ、長打ともに期待できる打者が欠けている。また、外国人枠を3人の投手に使っているため、外国人野手はビシエドのみ。長打力不足は否めない。

　チームとしては、四球が少ないのも難点だ。特に・・・