「日本ワールド・シリーズ」として1950年にスタートした日本シリーズも、今年で70回目を迎えた。ここでは、その激闘の歴史を振り返る。 写真=BBM 
1998年、大旋風を起こした横浜がリーグVに続き、日本一にも輝く
1998年のセは大魔神・
佐々木主浩とマシンガン打線の横浜が60年以来、38年ぶりの優勝を飾り、大フィーバーとなった。相手は2年連続優勝の
西武。2勝2敗となった後の第5戦で、止まらない横浜打線は20安打、17得点で勝利(17対5)。1日空けた第6戦は、意外にも投手戦となったが、2対1で横浜が勝利。横浜の街が再び沸きに沸いた。
翌99年、今度は博多が燃えた。ダイエーが福岡移転後11年目、
王貞治監督5年目にして初のリーグ優勝。南海時代からでも73年以来、26年ぶりの日本シリーズとなる。対するは2期目の
星野仙一監督の下、11年ぶりの優勝を飾った
中日。下馬評では中日が上だったが、勝負は事実上、1戦目で決した。第1戦、
工藤公康が13奪三振で完封勝利(3対0)。特に中日のけん引車的存在だった
関川浩一を完ぺきに抑え、“逆シリーズ男”にしてしまった。そのままダイエーが4勝1敗で日本一。王監督は
巨人時代も含め、監督10年目で・・・
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