開幕シリーズ3連戦は、混戦あり、大量得点あり、サヨナラありと、この日を待ち望んだ多くのファンを熱狂させた。ここでは唯一3連勝と好スタートを切ったジャイアンツをピックアップしよう。 写真=小山真司 
6月19日、阪神を東京ドームに迎え、伝統の一戦となった開幕戦で巨人は3対2で勝利を収め、NPB史上初めて球団通算6000勝を達成。原辰徳監督が記念のボードを掲げる
投打かみ合い伝統の阪神戦3連勝の好スタート
両エースの投げ合いで接戦となった開幕戦を逆転の末に勝利し、日本の野球史に新たな1ページを書き込んだ巨人は、残り2戦も圧倒的な攻撃力で連勝した。連覇を目指す2020年度版のジャイアンツの戦い方が見えた開幕シリーズとなった。 過去5度の開幕戦登板を誇り、3勝を挙げている巨人のエース・
菅野智之であっても、例年とは異なる3カ月遅れのマウンド(6月19日、東京ドーム)では冷静さを保つのに必死だったという。
「普段感じたことのないようなプレッシャーを前日(18日)から感じていました。正直こんなにプレッシャーを感じたのは初めてかなと」
阪神先発の
西勇輝に先制のホームランを許し、勝ち越しの適時打を浴びるなど、らしくない一面を見せたのはその影響があったのかもしれない。それでも追加点を許さず、6回94球を投げ終えた時点では続投を志願。結局、7回を投げ抜き(107球)、無四球6安打8奪三振2失点と十二分に責任を果たした。
7回にも150キロ台(この日のストレートの平均球速は150.4キロ)を連発し・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン