前代未聞のシーズンが幕を開け、早くも9試合を消化した(6月28日現在)。今季は120試合制への短縮もそうだが、オールスターブレークもなく、日程が、あまりに過密。予定どおりならであるが、週に1回の登板とすれば、開幕投手でさえ、巨人、中日、ヤクルト、巨人、日本ハム、オリックスで18回、ほかの球団はあと17回しか登板機会がない。極論すれば、すでに20勝投手登場の可能性はないということになる。 (写真はすべて6月26日のゲームから) 広島・大瀬良大地 
2試合2勝0敗、防御率1.00
圧巻の大瀬良
各監督が過密日程の中での先発投手のやり繰りに神経を使っているが、現状、中5日に踏み切った球団はない。球数も、開幕戦は完投した大瀬良大地(広島)以外100球前後。ただ、開幕投手全員が2試合目の登板をした6月26日はまちまちだった。リリーフに不安を抱えるチームが多く、今度も先発をどこまで引っ張るかは頭を悩ませる課題となってきそうだ。
2勝は大瀬良と
楽天の
則本昂大。うち2完投に加え、打率.571の大瀬良の貢献度はピカイチだ。26日の中日戦(ナゴヤドーム)では最終回の満塁のピンチを迎えるも無失点に切り抜け、1失点完投勝利。開幕戦に続く連続完投勝利は1998年の
岩本勉(日本ハム)以来22年ぶり。先輩・
黒田博樹が呼ばれた「ミスター完投」を襲名する日も近い。
則本昂も、これぞエースのピッチングを見せている。26日の日本ハム戦(楽天生命パーク)で7回4安打1失点の好投で2戦2勝をマーク。この日の10奪三振で通算38度目の2ケタ奪三振となり、
田中将大(現ヤンキース)を抜く球団新記録となった。
菅野智之(巨人)は1勝0敗。連勝を狙った26日のヤクルト戦(神宮)では・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン