マニエル
シーズン序盤を見る限り、少なくともセ・リーグは「野球」をやっていない。外野手はなぜ山なりのボールを内野手に返球するのか。矢のような球を投げればいいではないか。そこで必要性があれば内野手はカットするのであって、中継を前提にしたボールを返していたら外野手の肩が弱くなるのは当然だ。その中で、
広島の
鈴木誠也は全力で返球する。その点は褒めてやっていい。ここ数年の実績も認めるべきものがある。ただし、勘違いしたような言動があれば首脳陣は遠慮せずに注意すべきだ。なぜか。プロの姿勢はすべてアマチュアがマネをするからだ。
阪神は開幕カードで
巨人に3タテを食らうなど序盤で不調が続いた。責任は
矢野燿大監督にある。阪神には、どちらかというと悪い選手はいない。したがって矢野監督は、選手を怒るより、選手に暗示をかけて希望を持たせるためにコーチを怒鳴りつけるべきだ。ミスをした選手はどこかで負い目を感じているから、自分が失敗したのにコーチが怒られていると思うと、そこで物を考える、その想像力を喚起させることが大事なのだ。
阪神に関してはもう一つ、昨年まで四番を張っていた
大山悠輔をなぜ代打でしか使わないのか、と開幕当初は思っていた。外国人と競わせた上で使う腹かもしれない。だが、それは違う。外国人は、本質的に・・・
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