
ケガをしなかったわけではなく、ケガに強いタイプだった
少年時代のケガ自慢?
今までの話とだぶるところもあるかもしれないけど、今回はケガの話をしましょうか。
この間、数えたら17もあったんですよ。どう思いますか? こんなにたくさんケガしたら、ふつうはもっと早く選手生活も終わってしまうじゃないですか。運がいい男と言いますかね……。えっ? ケガする時点で運が悪い? ほんと話の腰を折るのがうまい人ですね(苦笑)。
最初のケガは、小学3年生の夏休みでした。庄内川というところに兄弟3人で泳ぎに行って、僕は一番下だったんで、最後に飛び込んだのですが、まったく痛みもないのに頭がパカンと切れて血がたらんと垂れた。指をあてたら、傷口にぐっと入ったくらいです。指の半分? バカなことを言わんでください。そんなに傷が深ければさすがに死んでます。まったく人をバケモンみたいに……。
手ぬぐいをぎゅっと巻いたら血は止まったんで、何にぶつかったのかと思って探したんだけど、岩も木も何もない。あとで医者に行ったら「かまいたちが邪魔したんだな」と言われました。何にもないのに突然、皮膚が切れることがあって、昔話では、かまいたちという妖怪がいたずらしたとか言われてました。
傷の場所は幸運もあったようですね。医者からは「少しずれていたら命がなかったよ」と言われました。
4年生のときには左足の小指を切って、ばい菌が入り足が腫れ上がった。膿(うみ)が一升くらい出て、あのときは1カ月ばかり入院しました。
6年生のときは脱臼です。名古屋市西区の大会のソフトボール投げで67メートルを投げて、市の大会に行ったんですが、そこで68か69メートルを投げた奴がおったんですよ。「よし!」と思って、2本目、張り切ってブン投げたら球が・・・
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