大人気ドラマ「半沢直樹」。その決め台詞が「倍返しだ!」。積もり積もったいら立ち、怒りを爆発させての、すかっと爽やかの大逆転劇。今回は後半戦に“倍返し”を期す男たちを紹介しよう。 
写真=井沢雄一郎
シーズンも折り返し地点を迎えた。予想の結果を出し、充実感あふれる選手がいれば、故障や不振続きで、唇をかみ締める選手もいる。
ただし、この世界、昨日の実績は必ずしも明日の保証にはならない。今に満足し、立ち止まった者に成長はない。そして、自分の結果だけではなく、チームが勝たなければ、報われない世界でもある。だからみんな必死に練習をする。必死にプレーをする。必死に仲間たちを応援する。
大きな壁にぶち当たりながらも、逃げたり、あきらめたりすることなく、真っ正面から乗り越えようとしている球界の「半沢直樹たち」を紹介しよう。 楽天・松井裕樹 先発でもギラつきが戻った!
開幕から、もがき苦しんだ。
昨季の最多セーブ、通算139セーブの犬鷲の絶対的守護神は今季から先発に再転向。開幕先発ローテ入りも、6月の2試合はいずれも5回を投げ切れず防御率5.19と低迷し、二軍降格を命じられた。さらには二軍戦でも4回8失点と大炎上することも……。
再調整は約1カ月に及んだ。8月6日に一軍の先発ローテ復帰も、3試合連続で白星をつかめず(記録上は1敗)。それでも20日の
日本ハム戦(札幌ドーム)では「体重移動とテークバックがハマるようになった」と復調の手応えはあった・・・
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