
11月6日の本拠地最終戦後に「不甲斐ない」と頭を下げた選手会長・若月[前列右]。来季は正式に指揮を執る中嶋監督[前列左]の下、低迷打破を期す
今季を象徴する幕明けだった。
楽天との開幕戦(京セラドーム)。先発・
山岡泰輔が走者を出しながら7回まで1失点にまとめるも、打線が応えられず。得点力不足解消へ、一番・T -岡田、二番・
ロドリゲスの攻撃型オーダーで挑みながら、相手先発・
則本昂大の前に犠打安打だけと反撃は犠飛での1点のみで、8回に大量8点を失って8年連続の黒星発進。さらに開幕2カード目の
ロッテ6連戦(ZOZOマリン)では逆転負け5度を含む同一カード6連敗──。接戦には持ち込むものの、勝負どころで得点を奪えず、対照的に相手には四球や失策で得点を献上するなど、開幕直後から“勝負弱さ”を露呈した。
離脱や不振も相次いだ。エース・山岡泰輔、救援の
比嘉幹貴、
海田智行が故障。攻撃面でも“大物助っ人”と期待された
ジョーンズも機能せず、好調を維持するのは
吉田正尚のみ。遊撃の
安達了一も潰瘍性大腸炎を患っており休養日を設けながらの出場で、
大城滉二らと併用するなど、打線も守備も日替わりメンバーを余儀なくされる苦しい展開。一時は借金3まで減らすも、2度の7連敗と大型連敗を重ねては、浮上の気配が漂わず。8月17日から
西武戦(京セラドーム)を相手に3連敗を喫し、同20日時点で負け越し17と、借金はふくらむばかりだった。
すると・・・
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