矢野耀大監督就任2年目、3位から2位へとステップを踏んだ。それは若きレギュラー陣が経験を増し、外国人がチームをけん引したからだ。しかし、2連覇を果たした巨人とは優勝争いにもならなかった。それでも、この経験を21年につなげられるだけの手応えを感じたシーズンだった。 
大山(写真中央)や近本がチームの柱に成長した20年。その若手が今シーズンに16年ぶりの歓喜をもたらしてくれるはずだ
大山がチームに勢いを
開幕が延期になった中で、3月に入り新型コロナウイルス感染者を出してしまった。自粛期間を経て、他球団よりも遅れて全体練習を再開。その影響による調整不足の中、6月19日からの開幕3連戦となった。昨年の覇者・巨人に対し開幕戦は7回までは優勢に試合を進めていた。しかし、逆転2ランを浴び敗戦。そこから6月は連敗街道を走り、2勝8敗とスタートダッシュに失敗。開幕前に矢野耀大監督が「優勝宣言」をしていただけに苦しい船出となった。
チームの雰囲気を一変させたのが・・・
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