プロ野球の主役はもちろん選手だが、彼らを支える“脇役”の存在なくして、主役は輝けない。チームを支えるスタッフにスポットを当てる連載第4回は、今季からファームでマネジャー業と広報業を兼務する中澤雅人さんが登場。1年目の奮闘ぶりを聞いた。 取材・文=依田真衣子 写真=ヤクルト球団提供、BBM 
二軍マネジャー補佐兼広報/1年目
新たな活躍の場
昨季限りで現役を引退したばかりの左腕が、“第2の野球人生”をスタートさせた。裏方は、選手として流した汗とは別の苦労と努力が問われるが、現役時代と同様、ひたむきに新たな仕事と向き合っている。 僕の役職は、「二軍マネジャー補佐兼広報」です。二軍でマネジャーの補佐と、広報の仕事をしています。1日の流れを把握し、監督やコーチ、選手とコミュニケーションを取りながら、チーム運営を円滑に進めることが主な業務です。取材対応など広報の仕事もあれば、それにも対応していきます。
まだ1年目で不慣れなことばかりですが、二軍マネジャーには湊谷(湊谷智将、マネジャー兼寮管理)という優秀な男がいるので、彼に教えてもらいながら、仕事を覚える毎日です。湊谷とは10歳くらい年が離れているんですが、すごく頼りになる存在。それに湊谷は優しいので、僕がキツそうにしていたら、「ちょっとゆっくりしてください」とか、時間を与えてくれたり。僕が理解していなさそうなことは、子どもに教えるようにかみ砕いて優しく教えてくれるんです。僕のほうが年上ですけど、湊谷はデキるマネジャーなので、本当に尊敬しています。
マネジャー補佐の仕事としては・・・
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