セ・パ両リーグのペナントレースも前半戦が終了、セは3チームが貯金10以上とする中で阪神が、パは貯金8でオリックスが首位で折り返した。今季はここから五輪期間のブレークが入り、例年と条件が違うところもあるが、過去に今季と似た展開で折り返したペナントレースの帰結は果たしてどうなったのかを検証してみた。 データ・文=永山智浩 
マルテがホームランを打ち、「ラパンパラ」で盛り上がる阪神ベンチ。昨年より増した長打力を武器に、後半戦も首位を守ることができるか
セは3球団が貯金10以上「3強」だと首位は動かず?
オールスターも終わり、通常ならすぐに後半戦がスタート、いよいよペナントレースも正念場を迎えるところだが、今年は東京オリンピックもあり8月13日からの再開となる。そこで両リーグの前半戦(オールスター前)のペナントレースを振り返ってみる。
セ・リーグは阪神がスタートダッシュを見せた。開幕カードの
ヤクルト3連戦を3連勝すると、4月9日から8連勝し16勝4敗。昨年までは投手陣はリーグ屈指だったが、打線が弱かった。特に長打力がなく2018、19年はチーム本塁打が2ケタ。だが
佐藤輝明が入団したことで打線が活気づいた。佐藤輝を筆頭に
サンズ、マルテ、
大山悠輔と、すでに2ケタ本塁打が4人もいる。交流戦後の6月18日には今季最多の貯金21をマークしている。
この時点で
巨人は、8ゲーム差をつけられていたが、翌日から8連勝をマークし一気にその差を縮めた。阪神に2.5ゲーム差につけている3位ヤクルトは新外国人の
オスナと
サンタナが4月下旬に合流してからチーム力が安定した。
前半終了時で1位の阪神が貯金15、2位の巨人が11、3位のヤクルトが10と3球団が貯金2ケタ通過。交流戦は勝ち越し1だったので・・・
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