ペナントレースも再開し、甲子園では2年ぶりに高校野球の全国選手権大会も行われている。プロのスカウトには今後のドラフトに向け大事な「見立て」の大会だが、今回はプロ野球選手の出身高校について検証してみた。<本文、データは2005年までは選手登録(準登録)のみ。06年以降は育成選手も含む。途中入団、退団も含む。高校は中退も含む> データ・文=永山智浩 横浜は100勝コンビ 大阪桐蔭はスラッガー2人
現在のNPBで現役選手の出身高校数をランキングすると15位以内(7人以上)は17校。そのうち12校は春も含め甲子園での優勝を経験。3校が準優勝が最高。青森山田と九州学院(熊本)はベスト8が最高だが、甲子園常連校だ。
2021年出身高校トップ15 トップは2校で横浜(神奈川)と大阪桐蔭で21人。横浜は、今年限りでの引退を発表した西武の松坂大輔、
楽天の
涌井秀章の通算100勝コンビ、中日の
柳裕也の投手陣、野手では
日本ハムの
近藤健介、
DeNAの
倉本寿彦らがいる。日本ハムが5人、楽天と地元・DeNAが4人。パ・リーグは
オリックスを除く5球団に12人、セ・リーグは
ヤクルト、
広島を除く4球団に9人とパのほうが多い。
大阪桐蔭は2008年以降、2度の春夏連覇を含み6度の優勝をしている。08年夏の優勝からは楽天・
浅村栄斗、12年の春夏連覇のときは
阪神の
藤浪晋太郎、オリックスの
澤田圭佑、2年生だった西武の
森友哉。14年夏優勝のメンバーは
巨人・
香月一也、広島・
正隨優弥。17年春の優勝では、3年にはプロ入り選手はまだいないが、2年で
ロッテ・
藤原恭大、日本ハム・
柿木蓮、巨人・
横川凱、中日・
根尾昂がすでにベンチ入りしていて、翌18年に春夏連覇を果たした。優勝組ではないが、西武・
中村剛也、巨人・
中田翔はともに打撃タイトルを複数獲得している球界では屈指のスラッガーだ。甲子園で1試合3本塁打をマークした中日・
平田良介は中距離ヒッターとして活躍。投手は阪神のベテラン・
岩田稔がいるが、投手よりは野手のほうが活躍している。また高校から直接プロ入りしている選手が好成績を残している。
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2018年に春夏連覇を達成した大阪桐蔭ナイン。ロッテ・藤原恭大、中日・根尾昂、日本ハム・柿木蓮、巨人・横川凱がいる
3位は・・・
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