1勝の重みが増している。ロッテ、オリックスとも譲らぬマッチレース。残り試合の関係でリーグ2位ながらロッテがマジックを点灯させたが、白熱のパ・リーグの行方は分からない。好不調を繰り返す両球団の打線だけに最後は“バット勝負”の雰囲気も漂ってきた。混パ最終章──。栄冠を手繰り寄せる打線はどっちだ。 ※成績、情報は10月17日時点 
10月15日のソフトバンク戦[ZOZOマリン]、同点の9回二死からサヨナラ2ランを放った岡が、スタメン起用に応える勝負強さを見せている
打線は水物とはよく言うが、2ケタ安打で大量得点を奪ったかと思えば、翌日にはバットが湿って得点は本塁打のみ。形はどうあれ、勝利の二文字を手にするべく打線を固定して戦ってきたものの、シーズン最終盤にきて日替わりオーダーに。状態重視で一戦必勝へ──。束になって1点、そして勝利をつかみ取る。 今こそスローガン
攻撃のパターンを確立してきた今季だが、結果がすべての終盤戦とあって、日替わりオーダーを組んでいる。ただ、攻撃の起点は変わらない。リーグ最多163安打を誇る
荻野貴司がリードオフマンを務めて好機を演出。10月に入ってから初回の第1打席では12打数7安打で、同期間13試合で初回に得点を挙げたのは5試合。そのうち3勝と盤石な救援投手陣を誇るチームにとって“先行逃げ切り”への流れを呼び込んでいる。不動の一番打者が「まずは出塁すること。それを一番に考えながら、自分のスイングをしっかりする」と自負する役割を最後まで果たすことは変わらない。
一気呵成(かせい)に初回から攻めるべく・・・
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