ペナントレースの行方と同様に、注目を集めるのが個人タイトルだ。ほぼ当確の部門があれば、最後の最後までわからない部門もある。特に新人王のチャンスは一度しかなく、記者投票によって決定される。東京五輪が開催された2021年、果たしてタイトルを手にするのは誰か。ここではセ・リーグの投手たちを紹介する。【セ・リーグ 打撃タイトルはこちら】 ※記録は全て10月17日現在。年齢は2021年の満年齢 
シーズンを通して先発ローテを守り、安定した投球を見せた柳[中日]。2冠はほぼ手中に
5年目の
柳裕也(中日)が防御率、奪三振ともに2位を引き離し、この2つのタイトルは確定と言ってもいいだろう。中日からは昨年の
大野雄大に次ぐ2年連続の2冠となるが、柳は最多勝、勝率レース(勝率は13勝以上が条件)でも好位置につけており、併せて4冠獲得の可能性も見えている。今年は勝ち星に恵まれなかった大野雄に代わり、チームのエースとしてフル回転。投球回数170もリーグ1位。140キロ台の真っすぐに多彩な変化球を駆使して打者を封じ込めた。開幕直前にプレートの踏み位置を一塁側から三塁側に変えたことも成功。
ヤクルト以外のセ・リーグ4球団には防御率1点台と抜群の安定感だ。
最多勝レースは・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン