セ・リーグのCSファイナルステージは、ファーストステージで阪神を破り、勝ち上がってきたリーグ3位の巨人と、王者・ヤクルトの対決となった。下克上を狙う巨人に対し、“全員野球”を掲げたヤクルトは、土をつけることすら許さなかった。 
日本シリーズ進出を決めた第3戦後のセレモニーでは、ヤクルトの選手たちが記念シャーレを代わるがわる掲げた。MVP級の活躍をした塩見を、高津監督[左]も笑顔で見守る
若手×ベテランの力
ヤクルトが理想的なゲーム運びで、日本シリーズ進出を決めた。勝因は、シーズン中から掲げてきた、“つなぐ意識”だ。全員が戦う姿勢を持って試合に臨む。凡事徹底の姿勢と集中力が、短期決戦での明暗を分けた。

第1戦の先発を任されたヤクルト・奥川は、無四球で完封勝利。指揮官の期待以上の好投に、巨人打線は手も足も出ず
初戦、先発を任されたのは20歳の
奥川恭伸。ストライク先行の投球で、わずか98球の完封勝利。若き右腕の完璧な投球は、チームに勢いをもたらした。
第2戦は・・・
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