先週に続き、外国人助っ人の活躍度を検証していく。今週は野手編。外国人野手が活躍したヤクルト、阪神、ロッテが優勝争いを展開するなど、両リーグとも、外国人野手の活躍度合は、チーム順位と強い相関関係があった。もちろん例外もあることはあったが……。球団別にざっと振り返ってみた。 データ・文=永山智浩 
規定打席にはわずかに届かなかったが、オースティン[DeNA]は今季のセ・リーグの外国人野手の中でもトップクラスの成績を残した
序盤マルテ、サンズが活躍 ヤクルトの新外国人も大当たり
今季のセ・リーグでスタートダッシュを決めたのは阪神だったが、3年目のマルテ(
ジェフリー・マルテ)、2年目の
サンズの活躍は見逃せない。マルテは4月末までに6本塁打、15打点、サンズも7本塁打、21打点とチームの前半戦の進撃を支えた。後半は新外国人の
ロハス・ジュニアもスタメンに名を連ねたが、3人で50本塁打、157打点と役割は果たしている。
中盤まで首位争いを演じた
巨人。日本7年目のベテランの
ウィーラーは今季も攻守にハッスルプレーを見せ、一時は打率トップにも立った。規定打席には16届かなかったが打率.289。4月上旬に新型コロナウイルスの陽性反応が出たため、約3週間戦列を離れたのは痛かった。新外国人・
テームズも期待されたが、初出場となった4月27日のヤクルト戦(神宮)、3回の左翼の守備で右アキレス腱を断裂し帰国。メジャー通算196本塁打の
スモークも34試合で7本塁打を放ったが、新型コロナの影響で家族が来日できなくなったため、6月24日に退団。代わりに獲得した
ハイネマンも戦力にならなかった。
優勝したヤクルトは
オスナ、
サンタナの2人が入団。ともに来日が遅れデビューは4月23日の
中日戦(神宮)だったが、翌日の同カードではオスナが逆転サヨナラタイムリーを放つ活躍。オスナは広角に打て・・・
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