10月29日の就任会見に始まり、11月25日まで行われていた秋季キャンプでも、藤本博史監督の発する言葉からは、目指すべきチーム像が見えてくる。中には、これまでのホークスからの脱却が必要な部分も。新スタイルで、頂点をつかみ取る。 
藤本博史監督
「左投手が先発で左(打者)が4人並ぶのはあまり考えていない。間に右(打者)が入ってもらいたい」
上位打線からクリーンアップにかけて左打者が並ぶことによる単調さを、藤本博史監督は就任当初から懸念していた。それだけに右打者の強化は急務となっている。
リチャードや
野村大樹といった主力に割って入る新戦力の台頭を望みつつも、指揮官が思い描くのは“
甲斐拓也二番構想”。「キャッチャーだから二番ダメだとか、一番ダメだとか、そういう固定概念はまったくない」と断言。個別面談で本人につなぐ意識の重要性を説くなど打撃開眼を待つ。また、四番に「右の外国人」を想定していた指揮官に朗報が。Y.
グラシアルとの残留交渉が大詰めを迎え、合意間近とも。今季はケガに泣いたが、勝負強く長打もあって新体制でも信頼度は変わらない。
「栗原はレフト一本。あまり複数ポジションは守らせたくないのが本音」
ユーティリティー性は前政権下の大きな特徴の一つだったが、藤本博史監督はさまざまな事情を考慮してバランスを取る構えだ。その証拠に・・・
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