昨シーズンもさまざまな記録が飛び出して野球ファンを楽しませてくれた。ここでは、その中から厳選して4つのレコードをピックアップ。これが2021年の“4大”記録だ。 文=永山智浩 
10月25日の楽天戦[楽天生命パーク]でシーズン15連勝を達成し、18勝目を挙げた山本
【1】オリのエースが15連勝
最初に取り上げるのは
オリックスの
山本由伸の15連勝だ。自身初の開幕投手を務めた山本は3、4月は3勝2敗のスタートだったが、5月は
西武、
日本ハム、
ロッテに3連敗し3勝5敗と負け越していた。ところが交流戦で3連勝すると、リーグ戦に戻っても勝ち続け、最終戦となった10月25日の楽天戦(楽天生命パーク)を4安打に抑え完封勝ちし15連勝をマークした。連勝期間中の17試合(2試合は勝敗つかず)の防御率は0.91という非の打ちどころがない成績だった。
同一リーグの内訳は
ソフトバンク5勝、西武4勝、楽天3勝。日本ハム戦は1試合に登板し0対1で降板したが味方が追いつき勝敗はつかなかった。優勝を争ったロッテ戦の登板はなかった。後半戦のスタートはロッテ3連戦(ZOZOマリン)だったが、山本が出場した東京五輪後だったため登板せず。それ以外はローテーションを外していないので、偶然ロッテ戦はなかったということなのだろう。しかし、クライマックスシリーズ・ファイナルステージの第1戦(京セラドーム)では見事に完封勝ちをしている。
シーズンの15連勝は・・・
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