
キャッチング、スローイングとも一流だった阪神時代のダンプさん
捕手も内野の練習を
この間ね、夢を見たんですよ。嶋田(
嶋田章弘)と木戸(
木戸克彦)がびっくりしていた話。いやいや、内容は夢じゃないですよ。夢で思い出したほんとの話です。前に写真を見せたことなかったでしたっけ? ない? おや、おかしいな。阪神のコーチ時代、僕が2人の前で見本のキャッチングをしていたときのものです。忘れてるんじゃないですか?
村山(
村山実)さんが監督をしていた時代ですが、そのとき二塁に投げたら、ピューッとすごくいい球が行った。ピッチャーがマウンドであわてて腹ばいするくらい低い球です。それを見て2人がびっくりしたような顔をして、村山さんが「ダンプ、現役でいけるな」って言ってくれました。僕もまだ40代、元気もりもりヤングダンプの時代です(笑)。
それでね、そのスローイングを新聞のカメラマンが遊びで連続写真風に撮っていたらしいんですが、見たら、すごく手が上からなんですよ。江川(
江川卓。
巨人)みたい。僕の中では基本どおり耳のあたりからあまり高く上げずに投げているつもりだったんですが、まったく違いました。面白いもんですね。でも、この投げ方ならいい回転の球がセカンドに行くだろうなと思いました。
この間、外野送球の話をし、キャッチボールからしっかりフットワークを使ったほうがいいという話をしましたが、キャッチャーのスローイングでも同じことです。足の使い方をうまくするには内野手、特にサードのノックが役に立つんじゃないかと思います。キャンプで時々、キャッチャーがそういう練習をしているチームを見ると、「お、やるな」と思っています。フットワークを使うことでキャッチングからスローイングを一連の動きの中でできるようになるんですが、サードから一塁だと・・・
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