球速が増し、変化球も多彩になっている近年、打者たちは、より高い対応力が求められている。ただ、18.44メートルのバッテリー間を変えることはできないが、タテ182.88センチ×ヨコ121.92センチのバッターボックスの立ち位置なら投手や本塁との距離感は自ら変えることが可能だ。感覚の側面が強い打撃の世界とはいえ、『打席の立ち位置』からは意識の一端が垣間見える。一流打者は、どこに立つ!? 【セ・リーグ編】はこちら ※成績は6月5日時点。年齢は2022年の満年齢 
柳田悠岐[ソフトバンク/34歳]タイプ_パワーヒッター、21年打率_.300、22年打率_.253
マーティン[ロッテ/34歳]タイプ_パワーヒッター、21年打率_.233、22年打率_.163
清宮幸太郎[日本ハム/23歳]タイプ_パワーヒッター、21年打率_――、22年打率_.246
対投手だけではない
いかにしてボールをとらえるか。タテ182.88センチ×ヨコ121.92センチのバッターボックスの立ち位置はそれぞれ。パ・リーグの打者をタイプ別で見ると、パワーヒッターは長打を防ぐため内角攻めが多いとあって、ベースとやや距離を取っている傾向がある。ソフトバンク・柳田悠岐も少し離れた位置に立つ。手足の長さもあって、外角球にもしっかりと対応できる利点も生かしているのだろう。ロッテ・マーティン、日本ハム・清宮幸太郎も、ほぼ同じ位置。立ち位置で内角球をケアしつつ、ややオープンなスタンスで外角球には踏み込んで対応している。
一方、アベレージヒッターには違いが出ている。
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西川遥輝は・・・
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