個人タイトルも熱を帯びる終盤戦。最大の注目はセ・リーグの打撃部門だ。22歳、ヤクルトの主砲・村上宗隆が三冠王に挑む。 
2004年の松中信彦[元ソフトバンク]以来、18年ぶりの三冠王達成へ期待が高まる村上宗隆[写真=高塩隆]
令和初の偉業達成へ
勢いは止まらず、ついに打撃3部門すべてでトップに立った。本塁打と打点で2位に大きく差を離し、独走状態が続いていた村上宗隆が8月20日の
中日戦(バンテリン)で4打数3安打を記録。
佐野恵太(
DeNA)を上回り打率部門でも首位に躍り出た。翌21日は村上、佐野ともに無安打で順位の変動はなし。21日時点で44本塁打、107打点、打率.327。令和初の三冠王の可能性が大きく見えてきた。
1シーズンに1人のバッターが「打率」「本塁打」「打点」の打撃3タイトルを獲得する三冠王。過去には1リーグ時代の
中島治康(元
巨人ほか)を含めてたった7人、11度しか達成されていない。完全試合は今季の
佐々木朗希(
ロッテ)が16人目、16度目の達成。「打率3割、30本塁打、30盗塁」以上のトリプルスリー達成者が10人、12度であることからも、三冠王がいかに難しい記録であるかが分かる。
また・・・
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