ゲーム差4で迎えた2位・DeNAとの3連戦を、見事3連勝で乗り越えたヤクルト。優勝マジック再点灯はすぐそこだ。 写真=栗山尚久、古賀恒雄 
プロ初の1試合5安打を記録するなど、3戦合計9安打4本塁打と打ちまくった村上宗隆。連覇、三冠王へ勢いは止まらない
<GAME1>8.26 DB 3-6 S 村上の2発で初戦を制す

先制の46号3ランを放ち右手でガッツポーズをつくる村上。史上最年少での通算150本塁打達成となった
不敗神話崩す 7、8月と苦しい試合が続くヤクルトに対し、8月成績16勝2敗と驚異の追い上げを見せていたDeNA。一時17.5ゲームあった差が4にまで迫っていた。首位攻防戦の舞台は横浜スタジアム。DeNAはハマスタ17連勝中ということもあり、今カードにかかる期待も大きかった。
だが、首位に立つヤクルトは勢いづくDeNAに対して簡単にはペースを与えなかった。ヤクルトの先発は
サイスニード。8月の登板全3試合が4失点と苦しい内容が続いていたが、この日は初回を三者凡退。その後もストライク先行でスコアボードに0を並べた。
対するDeNA先発・
大貫晋一は走者を許しながらも粘りの投球を続け、5回までは0行進が続いた。
互いに攻めあぐねる展開だったが、それを打破したのはヤクルトの主砲だった。0対0の6回表、先頭の
山崎晃大朗が内野安打で出塁すると、続く
山田哲人も中前打でつないだ。無死一、二塁となって、打席には四番・村上宗隆。「追い込まれていたのでコンパクトに打ちました」とフルカウントからの7球目、真ん中に入ったスプリットを弾き返した。打球は角度の低いライナーだったが、落ちることなくそのままスタンドに吸い込まれた。
貴重な先制点、それも四番の一振りで一気に3点を挙げたのは大きかった。その後も五番・
青木宣親が中前打で出塁すると、犠打で二塁に進む。ここで大貫が降板し、二番手・
宮國椋丞がマウンドに上がった。ここで
オスナが特大の14号2ランを放ち、この回一気に5得点の猛攻。
それでも、好調DeNAは食い下がり、直後の6回裏にすかさず反撃。先頭の代打・
戸柱恭孝が3号ソロを放つと、
牧秀悟にも21号2ランが飛び出し、2点差に追い上げた。3点を奪われたサイスニードだが、後続を断ち6回3失点投球。リードを許さずに・・・
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