
江夏のヒーローインタビュー。後藤氏は『牙-江夏豊とその時代』という本を出している
ブルペンの楽しみ方
日本シリーズを見ていたら、第2戦の9回裏に
ヤクルトの代打・
内山壮真が高めの真っすぐを打って、同点にしましたよね(3ラン)。あの1球は、僕の話を覚えているなら、やっちゃいけない配球だったことが分かると思います。どうですか、何が問題だったんでしょう? え、分からん? また返事が早いですね(苦笑)。じゃあ、これは原稿にしてみようと思います。実は少し書いてみたんですよ。出来上がったらお渡ししますで、答えを楽しみにしておいてください(※この連載はダンプさんの「原稿+お話」から構成している。ちなみにまだ雑誌に掲載していないネタです)。
そうそう、僕の豪邸、いや、ちっぽけな家には(笑)野球の資料を集めたスペースがあるんですが、あまりにいろいろ積み重なっていて、なかなか探し物が見つからないという欠点があります。この間、読んでもらおうと思って、そこから出しておいたのに、いつの間にかなくなっていたものがあるんですよ。たぶん、何かを上に置いたか、間違えて戻しちゃったんでしょうね。残念ながら、よくあることです。あ、片付けが下手なヤツだと思ったでしょう! そんなことはないんですが、物が多くてどうにも片付かんのです。
見せたかったのは、僕の記事が載った雑誌のコピーです。
現役時代、引退してからと、今までいろいろな方に僕のことを書いてもらいましたが、はっきり言えば、大抵は江夏(豊。元
阪神ほか)の話か、そのついででした。サンケイの取材で来たダンカンさん(タレント)みたいに、話を聞いたあと、「面白い! ダンプじゃなく、まるでコンピューター搭載のハイテク車」と僕の魅力に気付いてくれた人もいましたが、たいていは1時間も2時間も話しても、チョロリとしか記事に出ないことがほとんどでした。
ただ、その中で、これはすごくよく書いてもらったなと思うのが、中央公論で取材に来た
後藤正治さんという人の原稿です。確か『江夏豊を最もよく知った男』か『江夏豊を最もよく知る男』というタイトルだったと思います。江夏の本を出された作家さんですが、この方がインタビューで僕が話したことをうまく書いてくれ、さらに言えば、僕のことをよく見ていてくれました。
後藤さんは当時・・・
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