
今季57試合に投げ37セーブを挙げた巨人の大勢
間が必要なときもあります
早いもんで日本シリーズも終わってしまいましたが、そちらで連載させてもらっているのもあって、シーズン中、試合を見ながら気づいたことは、細かくメモを取るようにしていました。昔は、一度、頭にすっと入ったら絶対に忘れなかったんですが、最近は書かないと、すぐ忘れちゃうんですよ。年を取るといろいろ大変です(苦笑)。
そのメモが部屋に随分たまってしまいました。もったいないんで、今回は少し前だけど、その中の1つを引っ張り出して、お話ししましょう。
巨人の大勢の話です。新人ですが、開幕から抑え投手として活躍し、たぶんセの新人王になるんでしょうね。強くて、少しクセのある真っすぐを投げるいいピッチャーです。ただ、ちょっと調子の波がありましたね。それがなぜなのかと思って見ていて、これかなと感じたものがありました。
まず、9月6日の
DeNA戦(東京ドーム)を思い出してください……といきなり言っても無理か(笑)。じゃあ、最近はパソコンで昔の試合の結果を見られるようですから、まず探してみてください……。見つけましたか? 便利な時代になったもんですね。じゃあ、始めましょうか。
あの日は1対1で延長戦に入りました。大勢は1対1の10回に登板し、その回を6球であっさり終わったこともあると思いますが、回またぎで11回にも登板し、まずは関根(
関根大気)を簡単に三振に取って1アウトにしました。
次が左バッターの佐野(
佐野恵太)でしたが、ここはキャッチャーの大城(
大城卓三)にマウンドに行って間をつくってほしい場面だなと思いました。こういう感じでイ
ケイケに来たときは、必ず落とし穴があるんですよ。しかも佐野には一発があります。大勢が初球を簡単にストライクを取りにいったら、まさかまさかもあるぞと……。
断っておきますが、終わってから後付けで言ってるわけじゃないですよ。そのとき、本当にそう思って見ていました。
ただ・・・
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