昨年初の試みとして行われた高校野球女子選抜と日米通算4367安打を記録したイチロー氏が率いるチームとのエキシビションマッチが11月3日に東京ドームで行われた。女子野球の普及の意味合いを持つこの試合には1万6000人ものファンが詰めかけ、大いに盛り上がった。そして試合後には「女子野球強化プログラム」と銘打ち、イチロー氏と選手たちの質疑応答が行われた。 写真=高塩隆 エキシビションマッチ SATO presents 「高校野球女子選抜 vs イチロー選抜 KOBE CHIBEN」 
高校女子選抜相手に9回14奪三振2安打1失点と好投を見せたイチロー氏
11月3日 @東京ドーム 16,272人 イチロー選抜 KOBE CHIBEN 7対1 高校野球女子選抜 女子野球発展のため
女子野球選手の輝くような笑顔とイチロー氏の真剣な顔が交錯した熱気あふれる試合だった。イチロー氏は131球を全力で投げ切り、14奪三振2安打1失点に抑えた。四番・遊撃で出場した
松坂大輔氏は4打数3安打1打点、守備でもファインプレーを見せ、7対1で高校野球女子選抜に勝った。
「女子野球の高校3年生のモチベーションの一つになったらいいなあ、と思っていた。こういうステージがあることに何か意義があると信じている」
女子野球選抜に選ばれたのは全国の名門校から20名。元メジャー・リーガーのイチロー氏や松坂大輔氏と対戦し試合ができることは高校生活の中での、大きな夢の一つになり、そのために精進できる。そういう機会を作ることが野球の繁栄にもつながるとイチロー氏は考えている。
二番手でマウンドに上がった作新学院高の澤田百華投手は・・・
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