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ロッテ・佐々木朗希がクリスマスイヴに契約更改 年俸アップも額は「想像にお任せします」

 

28年ぶり史上16人目の完全試合を成し遂げたが、中指のマメがつぶれた影響もあって戦線離脱し、規定投球回には未到達。発展途上の“令和の怪物”は、「ご想像にお任せします」と、額は明かさなかったが、昇給も果たして2022年を締めくくった。

12月24日、ZOZOマリンで契約を更改したロッテ・佐々木朗が完全試合を達成したシーズンを振り返った


掲げたテーマと印象に残る試合


 チーム最後となる契約更改。12月24日のクリスマスイヴに、佐々木朗希がロッテの大トリを務め、そのあとに会見に臨んで言葉を発する。

「いい評価をしていただきました。来シーズン(2023年)は貯金をたくさん作れるように、試合数は(22年の20試合登板から)5試合くらい多く投げたいですし、良い内容を残せるように頑張りたい」

 具体的な額は明かさず「ご想像にお任せします」に留めたが、推定5000万円増の推定年俸8000万円でサイン。体づくりの1年目、実戦デビューの2年目、そして先発ローテとして回った3年目と、着実に階段を上る“令和の怪物”は、年俸も着実にアップしている。

 ただし、満足はしていない。4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)では完全試合の歴史的快投も「結果的には悔しいシーズンかなと思います」と振り返った。そもそも22年の開幕前に掲げた目標は「投げ続けること」。開幕先発ローテ入りし、フルシーズンを戦い抜くだけでなく、登板試合でも1イニングでも長く投じる。テーマを持って挑んだ3年目、プロ初完投、完封が先述の完全試合だったが、7月に右手中指のマメがつぶれるアクシデントもあって、1カ月超の離脱。ファン投票で選出された初の球宴で復帰して後半戦に挑んだが、状態は上向かなかった。だからこそ、印象に残る試合がある。

「終盤のオリックス戦です」

 9月2日のZOZOマリンでの試合を挙げた理由は、開幕前のテーマそのもの。「あの時期、平均投球数も落ちてきて、苦しい時期に完投できたのはすごくうれしかった」の言葉は“投げ続けること”を大事にしてきたからこそだ。同戦は0対1での完投負けも、マウンドを譲ることなく立ち続けられたことが、先発投手としての矜恃にほかならない。

 フル稼働して、悲願の優勝へ。推定年俸を“想像する”楽しみは、怪物の快投とともに増えていく。

■佐々木朗希の年度別成績と年俸

※金額は推定

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