3大会ぶりのWBC優勝を目指す侍ジャパンが好スタートを切った。東京ドームで行われた1次ラウンドは4連勝。負けなしで準々決勝に臨むことになった。日本中を興奮の渦に巻き込んでいる侍ジャパン。その激闘の戦いを振り返る。 取材・文=杉浦多夢 写真=榎本郁也、高塩隆、桜井ひとし、高原由佳、Getty Images ![](https://cdn.findfriends.jp/img.sp.baseball/show_img.php?id=38813&contents_id=p_page_002)
1点差まで追い上げた3回一死満塁で逆転の中前2点適時打を放った吉田。「たまたまいいところで打てた」
あわやコールドゲームも
「魂と魂がぶつかる――」。プールB最大の山場と目されていた「日韓戦」を前に、
栗山英樹監督はそんな言葉で決戦を表現していた。先発を任せたのは
ダルビッシュ有。2011年オフに
日本ハムの監督に就任したとき、入れ替わるようにMLBへと旅立った右腕に対し、「試合が始まるとき、スコアボードに『ダルビッシュ有』の名前があるのが夢だった」という12年越しの思いを託していた。
ダルビッシュにとっても多くの思いがこもったマウンドだった。WBCの舞台は2009年の第2回大会で胴上げ投手となって以来、14年ぶり。それ以上に「日本で投げることが10何年ぶりなので特別だった。生まれ育った場所で、最後かもしれないので」という思いを胸にマウンドに上がっていた。ところが・・・
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