日本一へとつながるクライマックスシリーズがセ・パともに10月14日に開幕。パ2位のロッテと3位のソフトバンク、セ2位の広島と3位のDeNAがリーグ優勝を遂げたオリックス、阪神の待つファイナルステージ進出をかけて激突。両リーグともシーズン最終戦までもつれ込む大接戦だった2位、3位の順位決定を物語るかの如く、白熱の総力戦が繰り広げられた。 写真=高塩隆 ※試合結果、成績はすべて10月15日現在 ※10月16日、延長10回裏、ロッテがサヨナラ勝ちを決めてファイナルステージ進出が決定 
先制点をもらった直後の失点を反省しつつ、その1点のみで抑えた有原。CSでも頼もしさは変わらず
レギュラーシーズン同様に、頼りになる男がチームを救った。10月14日の第1戦に敗れ、崖っぷちに立たされたソフトバンク。もう負けは許されない第2戦(15日)の先発マウンドには、今季チームで唯一2ケタ勝利をマークした
有原航平が上がった。9日の最終戦から中5日。疲れも残っていただろう。それでも、大事な試合を任される者として、やるべきことはただ一つだった。
苦手な立ち上がりに1失点を喫するも(初回)、そこからテンポ良く投げ進めていった。6回を72球。試合後には「負けたら終わりっていうところで勝てたのは、すごくうれしい」と、安堵の表情を浮かべた。
マウンドではひょうひょうと投げ進めていく姿が印象的だ。ただ、そんな右腕を「いやいや、先発陣の中では一番、熱い男だよ」と
斉藤和巳投手コーチ。右腕の闘志を受け継ぎ、チームは運命の第3戦に挑む・・・
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