晴れてドジャースと契約を果たした山本由伸が、現地時間12月27日、入団会見を行った。また、帰国翌日の30日には大阪市内のホテルでも会見を行った。12年3億2500万ドルで契約合意し、いよいよ夢の舞台に足を踏み入れる。多くの期待と注目が集まる中で、活躍できる要素は多い。そのあたりを会見のコメントとともに探っていく。 写真=Getty Images 
ドジャースと12年契約を結んだ。その大きな理由は世界一になるためだが、その準備はできている
実質的には、先発投手として今オフの一番の目玉だった。獲得までの経緯がそれを物語っている。
こちらの「MLB最新事情」の中で詳細が書かれているが、以前のようにスカウトの主観ではなく、さまざまなデータを駆使して山本由伸が実際にメジャーのマウンドで活躍できるかどうかはじき出した結果を基に、莫大な契約となった。
「たくさんのチームに興味を持っていただき、熱心に誘っていただきました。本当に選手冥利(みょうり)に尽きる1カ月でした」
現地時間12月27日にドジャー・スタジアムで行われた会見で山本はオファーをもらった球団への感謝を述べたが、それほど各球団とも欲していた。ヤンキースはブライアン・キャッシュマンGMがシーズン中、直々に来日し視察。2度の交渉を行ったとされている。メッツもオーナーのスティーブ・コーエンの自家用ジェットを使用し、邸宅での食事をしながらの交渉も行った。メジャーのビッグ球団がほれ込んだのだ。まさに選手冥利に尽きる。
それでもドジャースを選んだ理由として・・・
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