プロ野球ファンにとっては待ちに待った球春到来。間もなく12球団の春季キャンプが始まる。長いシーズンを勝ち抜くためにも勝負の1カ月だ。ここでは各球団のキャンプ地を紹介するとともに、テーマや見どころを紹介していこう。 
今年も昨年同様、キャンプスタートは他球団より遅い2月6日となる
ココがポイント! 【1】各所で勃発するレギュラー争い 【2】中南米カルテットの実力 【3】ドライチ左腕のピッチング 5位からの逆襲に向け、チームスローガンどおりに「やる獅かない」キャンプとなる。各所で激しい競争が勃発。先発陣は
高橋光成、
今井達也、
平良海馬、
隅田知一郎の4本柱は確定的だが、残り2枠の争いに
松本航、
與座海人、
渡邉勇太朗、中継ぎから先発に転向した
青山美夏人、
ボー・タカハシ、そしてドライチ左腕の
武内夏暉が加わる。特に武内は周囲を刺激する存在となりそうだ。
守護神も通算194セーブの
増田達至が安泰ではない。
豆田泰志、
田村伊知郎、
佐藤隼輔が守護神奪取を宣言。さらに
ソフトバンクから加入した
甲斐野央に首脳陣は注目。活気あるブルペンは見どころだ。外野手のレギュラー争いも熱を帯びる。
新外国人のヤン、アルバート・アブレイユ、アギラー、
コルデロの中南米カルテットにも熱い視線が注がれる。中でもメジャー通算114発のアギラーの打撃は楽しみ。打撃練習で四番候補が放つ圧巻の打球が南郷を訪れたファンの期待を膨らませてくれるはずだ。
【L担選定! 要注目プレーヤー】蛭間拓哉
2年目を迎えたドラフト1位スラッガーがレギュラー獲りに挑む。昨年は56試合出場で打率.232、2本塁打、20打点も、四番以外のすべての打順に座るなど貴重な経験を積んだ。卓越したバットコントールは光る。キャンプからアピールして一気に正外野手の座をつかむ。
キャンプ地・スケジュール
キャンプ地 一軍・南郷中央公園(宮崎・日南市)
二軍・春野総合運動公園(高知・高知市)
キャンプスケジュール 
注※スケジュールはすべて1月21日時点[予定は変更になる場合あり]。「主なキャンプスケジュール」の練試=練習試合、OP戦=オープン戦、球春BG=2024球春宮崎ベースボールゲームズ